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「純正」と「濃口」どう使い分ける?ごま油の魅力をもっと深く知る、第2回「ごまラボファンミーティング」イベントレポート

「純正」と「濃口」どう使い分ける?ごま油の魅力をもっと深く知る、第2回「ごまラボファンミーティング」イベントレポート

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2025年3月、かどや製油が運営するcafé & izakaya「goma to(ゴマト)」にて、「ごまラボ」ファンミーティングを開催しました。

当日は12人のごまラボ会員さま(以降、ごまっ子さんと呼びます)にご参加いただきました。かどや社員によるミニクイズや、野菜の料理家・西岡麻央さんによるごま油の使い分けのコツなど、多彩なプログラムを実施。ごまっ子さんたちと実りある時間を過ごすことができました。当日の様子を詳しくお伝えします。
 


  知られざる「ごま油の世界」をミニクイズで出題!

まず、かどや製油メンバーとごまっ子さんたちが自己紹介をしながら簡単にご挨拶。その後は、かどや製油やごま油についての豆知識が学べるミニクイズをご用意し、挙手性でお答えいただきました。
例えば、こんな問題です。みなさんは分かりますか?
 
 
かどやの純正ごま油の“純正”とはなに?
① ごま油100%で作ったピュアオイル
② ごま油が60%以上配合されているブレンドオイル


ごま油には、ごまから搾った油で作られた「純正ごま油」と、ごま油に大豆や菜種などの食用油をブレンドして作った「調合ごま油」などがあります。

「純正ごま油濃口」はどんなごま油?
① 含まれているごまの濃度が濃い
② 純正ごま油よりカロリーが高い
③ 高温で焙煎することでごま油の風味や香りが濃い


製造工程の焙煎をより高温で行うことで、よりごま油の風味や香り、色が濃くなります。


全員正解の問いもあれば、おひとりだけ正解だった難問も!計6問を出題しました。これらは実際にユーザーの方からお問い合わせをいただくことも多いご質問なんです。
とくに「純正ごま油濃口」について、「濃口だとカロリーが高いんじゃないか」と聞かれることも多いのですが、純正ごま油と変わりません。
正解を発表し、クイズの詳しい解説も交えてお話しすると、ごまっ子さんたちはうなずきながら聞いてくださり、メモを取る方も。1問ごとに盛り上がりました!
 
  かどやの「純正ごま油濃口」がリニューアル!「純正ごま油」との違いを味比べ

続いては、ミニクイズにも登場した「純正ごま油濃口」についてさらに深堀りをしていきます。

良質のごまを高温で深く煎り上げ、丁寧に搾った「純正ごま油濃口」。
名前の通り、濃厚な香りと深いコクが楽しめ、中華料理店をはじめ多くの飲食店で使われています。
料理のプロからも愛用される味わいを多くの人に楽しんでいただけたらと、10年程前から家庭用商品としての販売を開始。
そしてこの度2025年3月には、パッケージをリニューアルしました。
 
 
 左側が旧パッケージ、右側が新パッケージの「純正ごま油濃口」です。
これまでのパッケージは、黄色いラベルの「純正ごま油」とデザインが似通っていたこともあり、違いが分かりにくくなっていました。また、濃口を愛用いただいているお客様からは、「もっと早く濃口と出会いたかった、見つけたかった」というお声も多かったんです。
 
 
そこで、以下のポイントでリニューアルを実施しました。

①    「濃」を強調したデザインに変更!
ラベルの中心に大きく「濃」と記載し、一目で「濃口」タイプであることを分かりやすく伝達することで「かどやの純正ごま油」との識別性を向上させました。

②    キャップラベルをオレンジ色に変更!
キャップラベルをオレンジ色に変更し、純正ごま油との識別性・ラベルデザインの統一性をアップしました。

③    商品特徴を端的に記載!
「深いコクと濃厚な香り」という商品特徴を記載し、より商品特徴を分かりやすくしました。

 

このように、左側に並べた「純正ごま油」との違いが一目で分かるようになりました。さらに、卓上でも使いやすいテーブルサイズの70gも新発売。
純正ごま油濃口は、後がけなどの調味料使いとの相性も良いので、卓上でもごま油をかけて楽しんでほしいという想いが込められています。
 

 
 

ここでごまっ子さんたちには「純正ごま油」と「純正ごま油濃口」の味比べをしていただきました。

2種類のごま油とともに、豆腐やもやしナムル、餃子、中華スープなどが並びます。意外と相性が良いのがチーズトースト。「香ばしい!」「香りが違うね」など、顔を見合わせながら試食する様子が印象的でした。

 
  野菜の料理家・西岡麻央さんは「純正ごま油」と「純正ごま油濃口」をどう使い分ける?

イベント後半は、野菜の料理家・西岡麻央さんによる、「純正ごま油」・「純正ごま油濃口」の使い分け講座!

「ごま油が好きで、普段からよく使う」という西岡さん。ご自宅のキッチンには「純正ごま油」と「純正ごま油濃口」の両方があり、どちらも同じペースで減っていっているそう。その使い分けのポイントは「どういう味わいに仕上げたいか」だと言います。
 

「例えばスープを作る際、私はよく具材をごま油で炒めてから水を入れて煮ますが、このときは『純正ごま油』を使います。すると、ほのかに香るごま油が食材本来の旨味をグッと引き立ててくれて、とても良いバランスに仕上がります。『純正ごま油濃口』を使うと、スープ全体がごま油の味になってしまうことも……。食材の良さが目立たなくなってしまうんですね」と西岡さん。

逆に、和え物や炒め物など、水分が出やすい調理法のときは『純正ごま油濃口』がおすすめだそう。時間が経つと野菜から水分が出て調味料が薄まり、味がぼやけてしまいがちですが、濃口の強い風味が支えてくれると言います。

さらに、西岡さん曰く、「お店のように味をバシッと決めるポイントは、以下の3つだとおっしゃっていました。

①    食材の下処理をきちんとすること
②    塩加減
③    調味料の選択


上記を踏まえて、今回はみずみずしい春の新にんじんと、「純正ごま油濃口」を使ったナムルの作り方を教えていただきました。
新にんじんとわかめのナムル

<材料>4人分

新にんじん…1本
乾燥わかめ…3g
【A】純正ごま油濃口…大さじ1
【A】すりおろしにんにく…1/2かけ分
【A】塩…小さじ1/4
すりごま…小さじ2

<作り方>

・下準備
新にんじんは千切りにする。
乾燥わかめは水で戻し、ざく切りにする。

①    にんじんは耐熱容器に入れてふんわりラップをして、600Wの電子レンジで3分加熱する。
②    ボウルに【A】を入れて混ぜたらにんじん(水分がある場合は除いて)とわかめ、すりごまを加えてしっかり和える。
③    食べる直前まで冷蔵庫でしっかりと冷やす。


 
「小さじ1/4などの塩加減は、誤差が少なく正確に量れる計量スプーンのセットを使うと分かりやすいですよ」と西岡さん。こうしたちょっとしたポイントが味の決め手になり、また塩加減の好みも把握できるようになると言います。

その他にも、「夏はさっぱり食べられるように『純正ごま油』を、冬はしっかりとしたコクが感じられる『純正ごま油濃口』と、季節によって使い分けるのもいいですね」とアドバイスします。

西岡さんはこれまで薬膳の考え方も取り入れながらレシピ開発をしてきたそう。
料理を作っていると、「このレシピはバターを使うけど、あっさりめに作りたいな」と思う日もあるはず。そんなときは「かどやの太白ごま油を使うなど、自分の体調やその日の好みに合わせてアレンジしてもいいのでは」と話します。日々、自分の体と向き合いながら食材を選び、料理を作ることの大切さも教えてくれました。

ごまラボでも、西岡さんによる「純正ごま油」と「純正ごま油濃口」の使い分けレシピが公開されています。ぜひ作ってみてくださいね。


  新商品「米麹グラノーラセサミプロテイン」を試食!
 
 
そして、会場では新商品が登場!ごまに含まれているタンパク質を活用した「米麹グラノーラセサミプロテイン」をご紹介し、試食タイムとなりました。

「米麹グラノーラセサミプロテイン」は、「ごまの実オイル」の製造過程で残ってしまうごまの固形分(ごまの実ミール)を有効活用したアップサイクル商品。ごま油を搾ったあともごまには良質なたんぱく質が残っているため、無駄にせず最後までおいしく使い切りたいと開発を重ねました。

協力してくれたのは、発酵技術を用いた製品を手掛ける(株)オリゼ。これまでにもさまざまなメーカーと協業してアップサイクル商品をつくり、社会課題の解決を目指す取り組みを行っています。
 

ごまならではの香ばしさとサクサク食感、ほんのりとした優しい甘み。この甘みは砂糖ではなく、(株)オリゼによる米麹由来の発酵天然甘味料が使われています。ミルクと合わせて朝ごはんやおやつにしたり、サラダにトッピングしたりといろいろな食べ方が楽しめます。

ごまっ子さんたちは試食しながら、お配りした資料に目を通したり、パッケージ裏面の原材料をじっくり見たり。健康への意識がとても高い様子がうかがえました。

農家さんが丹精込めて育ててくれたごまを一粒も残さず使い切る。かどや製油ではごま油だけでなく、それ以外のごまの栄養素も生かす新たな商品開発を進めていきます。

「こんな商品があったらいいな」「こんな食べ方ができたらいいな」など、ご意見やアイデアがあればぜひごまラボにお寄せ下さい!


  ごまの魅力が伝わる「goma toプレート COURSE」を試食!

最後は「goma to」の一番人気、「goma toプレート COURSE」を試食していただきました。
いり・すり・ねりごまや、焙煎度合いが異なるごま油など、多様なごまのおいしさが味わえる全11品の料理です。
さらに、4月から仲間入りする新メニュー「ごまアイス最中」もひと足先に味わっていただきました。
 

 

 

試食が続き、おなかもだいぶいっぱいになってきたごまっ子さんたちですが、ごま油が優しく香る「飲むきんぴらごぼう」や、中東で食されるカダイフを衣に使った「goma toのアジフライ」などの料理に興味深々。写真を撮ってから試食される方が多くいらっしゃいました。

2023年8月の第1回に続き、今回も盛況となったファンミーティング。ごまっ子さんたちの率直なご意見が聞ける貴重な機会なので、かどや製油メンバーも毎回楽しみにしています。今後も継続的にリアルイベントを開催する予定です。ぜひお楽しみに!
 
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