ごまの魅力をごまラボ会員さんと楽しむ「ごまラボファンミーティング」を、2023年2月28日(火)にかどや製油 初のカフェ「goma to(ゴマト)」で開催。
当日は計11人のごまラボ会員の方にご参加いただきました。今回はその様子をレポートします。
イベント前半は、かどや製油の成り立ちや、会場であるかどや製油 初のカフェ「goma to(ゴマト)」への想い、またごまの健康効果など「かどや」を深く学べる講座からスタート。
その後、かどやの「○×クイズ大会」を開催し、大きな盛り上がりを見せてくれました。そして最後はごまの魅力をたっぷりと体感できる試食会へ。
「ごまラボ」を通じて行われた参加者の方たちとの交流の場は終始和やかな雰囲気。温かい空気に包まれながらのイベント終了となりました。
「かどや」という名前の由来は「かど」にあったから
「かどや製油の創業は安政5年。実は江戸時代まで遡ります」。ファンミーティングのスタートはかどや製油の取締役常務執行役員・中山さんの話から。
幕末の大激動の時代、かどやの創業は香川県にある小豆島です。地元でとれたごまをすりつぶして油にし、それを小豆島の特産品のひとつである素麺に練り込でいたというのが事業の始まり。
「当時の工場と店舗が角地にあったことから”かどや“という名前がついたんです」(中山さん)
その後、大正時代に焙煎という技術が加わり、ごま油の製品の販売を開始します。ちなみに、この小豆島の読み方は“しょうどしま”。瀬戸内海に浮かぶ自然を活かした食文化が栄える島であり、オリーブをはじめとする、ごま、素麺、醤油の生産地として有名です。
創業以来ずっと小豆島でごま油を作り続けている
「創業から100年経った今も、創業時と変わらず小豆島の自然の恵みを活かしながら、ごま油を作り続けています。ちなみにかどやのごま油が小豆島で作られているのを知っている人はいますか?」
この問いかけ、手を挙げたのは会場内でたったひとり。それ受けて「かどやのごま油といえば定番。この黄色キャップの瓶をみると”かどや”という文字が思い浮かぶほどまでになったものの、こういった背景を知らない人がまだまだたくさんいる」という話へ。
「愚直に小豆島でごま油を作り続けてきましたが、まだまだ編者のことをご存知ない方も多い。もっと消費者の方と直接コミュニケーションをとれたらと、かどや製油 初のカフェgoma to(ゴマト)をオープンさせました。みんなごまの魅力をもっと知ってもらいたいと考えています。」
ごま油の色が違うのはなぜ?香りの違いはどうやって出るの?
続いては、マーケティング推進部長・水嶋さんのごま油のお話。
「ごま油の香りはどうやって出るのか。それはごまを炒ることで香りが出るんです。かどやの白いごま油(『かどやの太白ごま油』)は煎らずに絞ったもの、色のついたものはすべてごまを焙煎しています。この焙煎の加減で色が強く出たり、香りが強くなったりしています」
定番は『金印純正ごま油』ですが、ごま油が好きな人ほど、焙煎が強い『純正ごま油濃口』を好む傾向にあります。またトクホの『健やかごま油 196g』の味や香りは、純正ごま油と同じ。「いろいろなものが混ざっていると誤解される方が多いんですが、余計なものは一切混ぜてない。味・香りも通常の純正ごま油とかわらないおいしさです」
一粒一粒のごまにたっぷりと栄養が詰まっている
またマーケティング推進部長水嶋さんからは、ごまの栄養素についてのお話も。
「ごまには色んな栄養が詰まっていて、例えば鉄分はほうれん草の5倍、カルシウムは牛乳の11倍、マグネシウムは納豆の4倍、食物繊維はごぼうの2倍とされています。ごま自体に豊富な栄養素がたっぷりと含まれているので、おいしさだけではなく、健康に良いのです」
ごまが体にいいのはなんとなく知っていと思いましが、改めて聞くとスーパーフードとよばれる所以がわかると思います。ごまの魅力、かどやのごま油についてたっぷり知ることができる時間となりました。
みなさまもぜひ考えてみてください
“かどや“の豆知識が増える
クイズベスト5
トークショーの後はかどやに関するクイズを参加者の方が○か×かで答える「○×クイズ大会」を開催。ここでは、実際に出題されたなかから5つの問題をピックアップしました。ぜひ、ごまラボ読者のみなさまも考えてみてください。
下記の質問に○か×かでお答えください
(答えは記事の一番最後に!)
1.かどや製油の家庭用ごま油の原料はごまだけである
2.ごま油はミイラにも使われていた
3.『健やかごま油』はごま油として日本初のトクホ商品である
4.200gの『純正ごま油』1本を製造するのに必要なごまは5万粒である
5.純正ごま油のビンの形状がくびれているのは持ちやすいからである
ちなみに実際のクイズ大会で出題されたのは全部で17問。
正解が一番多かった方には景品として、かどやのレアグッズが贈られました。おめでとうございます!
どれが好み?「かどや」のごま油4種をテイスティング
クイズ大会で盛り上がった後は、かどやのごま油4種のテイスティングタイム。
かどやの太白、純正ごま油、健やかごま油(トクホ)、純正ごま油濃口の4種類をカップにて提供。そこにそれぞれのごま油で調理された4種類のお料理(普段「goma to(ゴマト)」にて提供されているメニューも一部あり)が添えられました。
左から『かどやの太白ごま油』、使ったお料理は「小魚のエスカベッシュ」。
『純正ごま油』、使ったお料理は「ブロッコリーのペペロンチーノ風」、特定保健用食品(トクホ)『健やかごま油』は「かぼちゃとベーコンの豆乳クリーム添え」、『純正ごま油濃口』は「きのことサーモンの黒胡麻和え」
テイスティング後、参加者の方たちからはこんなお声が。
「純正ごま油が一番好きですね。香ばしさがあって天ぷらにもよく使っています」「濃口ごま油は初めて。私はこれがけっこう好みだったので、今後つかってみたいと思います」「健やか(トクホ)を初めて知りました。」「かどやの太白ごま油は今後、バターの代わりに使ってみたいですね」
「健やかごま油(トクホ)」は、健康を気にする方に結構ささったご様子でした。
ごまの魅力を堪能できる食事をみんなで楽しみました!
テイスティングのあとは、ごまの魅力を最大限に引き出したお食事の提供を。ごまに関する話に花を咲かせながら、最後まで楽しい雰囲気でした。
すべてのお料理にごまを使用。こちらは「goma to(ゴマト)」で提供しているプレート料理。季節ごとに内容が変更されます。
スイーツもすべて「goma to(ゴマト)」で提供しているもの。
オリジナルのごま油が作れる「ごま油ブレンド体験」も実施。
普段、「goma to(ゴマト)」に常設しているので、気になった人はぜひ。
○✖︎クイズの答え
1.「○」
かどやの純正ごま油は正真正銘ごま100%のごま油です。純正ごま油の他に、ごま油と異なる油種と混ぜて作られた調合ごま油という種類もあります。
2. 「○」
ごま油はほかの油と比べて劣化しにくいため防腐剤として塗っていたそうです。
3. 「○」
ごまが身体に良いことをもっと知って欲しいという想いから生まれた健やかごま油。発売に向け約10年もの試行錯誤がありました。
4.「×」
正解は約16万粒のごまの油が詰まっています。
5. 「○」
持ちやすさを考えられてこの設計になっています。ごま油といえばこの形!とイメージがつく方も多いのではないでしょうか。
全部◎かなと思ったのですが、✕もありましたね(^-^)
炒って作った物と絞っただけの物で、お料理の仕上がりの色が変わるだけではなく、風味や味も変わるということなので、テースティングしてそれぞれのごま油に合ったお料理を作りたいです。
目からウロコです!
勉強になりました
「5万粒」でもかなりの量だと思ったからです。「16万粒」ですか。想像を超えていました。純正ごま油は、本当に多くのごまを使って製造されているのですね。余計なものが一切入っておらず、ごまだけが使われているから、それくらい必要なのですね。
品質の高い商品を作って頂き、ありがとうございます。
近くだったら参加したかったのに残念でした。
私もかどやさんのお話聞きたかったです。
楽しい様子が伝わってきました。
試食いいなぁ(´・∀・`*)ィィな~♪
因みに〇✖クイズ 1問不正解でした(><)