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【SDGs週間】野菜の料理家・西岡麻央さん&かどや社員と考える「ごまを通して私たちができること」サステナビリティイベント 開催レポート

【SDGs週間】野菜の料理家・西岡麻央さん&かどや社員と考える「ごまを通して私たちができること」サステナビリティイベント 開催レポート

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SDGs週間の2024年9月26日(木)、かどや製油が運営するcafé & izakaya「goma to(ゴマト)」にて、野菜の料理家・西岡麻央さん&かどや社員と考える「ごまを通して私たちができること」 サステナビリティイベントを開催しました。クイズを交えたかどや製油のサステナブルな活動や、西岡さんが普段から実践しているという食品ロス削減の取り組みについてなど、当日の様子をお伝えします。
 

イベントは、2周年を迎えたcafé & izakaya「goma to(ゴマト)」で開催。この日は10人のごまっ子のみなさんがご参加くださいました。自己紹介では「普段からできるサステナブルな取り組みについて改めて考えたい」「ごま製品が好きなので、もっと上手に料理に取り入れていきたい」「西岡さんの食品ロス削減レシピを知りたい」という声が挙がるなど、意欲的な様子が伝わりました。


  かどや製油のサステナビリティについて

挨拶を終えた後は、かどや製油が取り組んでいるサステナビリティについてのコーナーへ。まずは〇✖形式のクイズから!例えばこの問題、みなさんは分かりますでしょうか?
 
日本国内で見かけるごまの99%以上は海外から輸入したものである。〇か×か。

ごまから油を搾り出した後の“ごまのかす”は使い道がなく、全て廃棄してしまっている。〇か×か。


分かりやすいものから、ちょっと悩んでしまうものまで全5問、ごまっ子のみなさんには挙手でお答えいただきました。
 

クイズの解説を交え、かどや製油の中山取締役から、かどやのサステナブルな取り組みについて大きく3つをご紹介しました。
 

1つ目は、創業の地・香川県小豆島での持続的な地域社会活動について。
かどや製油は1858年に小豆島で創業しました。以来165年以上、みなさんがスーパーなどで手に取っていただくかどや製油のごま油はすべて小豆島にある工場で製造しています。中には親子3代にわたり工場に勤務されている方も!小豆島のみなさんとともに、長年かけて事業を進めてきました。 

地域に雇用で貢献するだけでなく、地元小学校でごまについての食育授業をしたり、小豆島でのごま栽培に挑戦するプロジェクトを発足したりなど、小豆島を「ごまでつながる持続可能な島」にするべく奮闘しています。

2つ目は、ごまの生産者支援について。
現在、かどや製油では原料であるごまを主にアフリカから輸入しています。乾燥・高温の地域でも育つほど強い生命力を持つごまですが、実は機械化が難しく、数々の工程には人の手がかかせません。かつては日本でもごまの栽培が盛んでしたが、手間がかかることや、採算の難しさから徐々に減少していった経緯があります。

そこでかどや製油が2021年から取り組んでいるのが「ごま農家支援プロジェクト」。アフリカなど世界各国の小規模ごま農家約9,000軒を対象に、パートナー企業やごまサプライヤーを通じて、現地での栽培指導、ごまの品質改善に取り組んでいます。目指すのは、ごま農家の方々の収入増の実現です。
 

「私たちかどや製油も、原料のごまがなくては成り立ちません。生産者の方々に持続的に携わってもらえるよう、メーカーとしてできることを考えています」と中山取締役。アフリカ現地の写真を展示しながらご紹介しました。

そして3つ目は、食品廃棄量について。
先ほどのクイズにも通じる部分です。
かどや製油ではアフリカなどからごまを年間5~6万トン輸入し、ごま油の製造に使用しています。ごま1粒の中には約50%の油分が含まれているため、原料のうち約半分が油となり、残った半分は"搾りかす"となってしまいます。しかし、この"搾りかす"は実は栄養に富んでいてタンパク質が豊富なため、捨てることなく鶏や豚の飼料へ。つまり、輸入したごまの99%を使いきっており、食品廃棄量はほぼゼロ。このように循環型で事業を回しているのです。

中山取締役は「人や地域社会も含めて地球に迷惑をかけないよう、未来に向けてしっかりやっていこうと考えています。ごまっ子のみなさんにもその想いを知っていただき、身近な人にも伝えてほしい」と話すと、ごまっ子のみなさんは真剣に聞き入り、メモを取る姿も見られました。
 

  野菜の料理家・西岡麻央さんが実践する、サステナブルな取り組みとは?

続いては、野菜の料理家・西岡麻央さんが登場!
「私たちの日々の暮らしの中でも、少しだけ考え方を変えると、環境にも体にもいい習慣を無理なく続けていけるんです」と、普段からできる取り組みについてのお話をしていただきました。
 
 
 肉や魚と違い、野菜はどうしても中途半端に余ってしまうことが多いもの。「安い時にまとめ買いしたきゅうりを余らせてしまったり、いつ買ったかわからない根菜が野菜室に転がっていたりしませんか?」と西岡さん。

以前、ごまラボでみなさんから募集した
\栄養たっぷり!/「野菜を無駄なく食べ切る」アイデア
でも、ごまっ子のみなさんから参考になるレシピをたくさんご投稿いただきました。

西岡さんからは、「捨てる量を少なくするために野菜の皮をできるだけ薄くむこう」という考え方も1つのアイデアですが、ちょっと視点を変えて「野菜の皮もあえて厚めにむき、実の部分を使った料理と皮の部分を使った料理の2品を作ってみよう」というアイデアが。

「例えば、かぼちゃの皮には果肉以上にβカロテンがが多く含まれています。実も皮もどちらも使う前提で料理をする。発想の転換をすることで、難しく考えずとも食品ロスの削減に貢献できるのではないでしょうか」。
 

そこで今回教えていただいたのが、かぼちゃの皮を使ったグラッセです。作り方は、材料を入れて電子レンジで加熱するだけ!バニラアイスの上にトッピングし、さらにごまの実オイルをまわしかけたものを、ごまっ子のみなさんに試食していただきました。
 

「ごまの実オイル」は、ごまの種皮をキレイに磨き上げ、ごまの実の部分のみから搾油したピュアオイル。芳醇で繊細なごまの風味、ほのかな甘さのコクのある味わいがあり、アイスなどのスイーツにもぴったりです。

ごま油が好きで、普段から料理に使うという西岡さん。
「油と一緒に調理することで栄養の吸収率が上がる野菜も多いので、ぜひ良質な油を積極的に摂ってほしいなと思います」。

さらにもう一品!西岡さんはよく、中途半端に余ってしまった野菜で気まぐれサラダを作るそう。
この気まぐれサラダは「いつの間にか傷んでしまった、ということも防げますし、野菜室がスッキリ片付きます。例えば週に1回野菜室の中を見渡して作ってみるなど、ご自身の無理のない範囲で習慣化できるといいですね」と、余りがちなにんじんと「かどやの太白ごま油」を使った特製ドレッシングの作り方を教えていただきました。
 

会場では、にんじんやカボチャ、小松菜といった定番野菜をグリルしたものを用意。ごまっ子のみなさんにはお好みで器に入れ、ドレッシングを合わせてサラダの試食を楽しんでいただきました。
 
 
 

  「野菜×ごま」食品ロス削減レシピ
「かぼちゃのグラッセ乗せアイス」

<材料>

・かぼちゃ・・・1/4個
・【A】バター(有塩)・・・20g
・【A】砂糖(きび砂糖・てんさい糖)・・・大さじ2
・バニラアイス・・・適量
・ごまの実オイル(もしくはお好みのごま油)・・・少々

<作り方>

① かぼちゃの皮は厚さ5mm程度になるように厚くむいたら1cm角程度に切る。
② 耐熱ボウルに①と【A】の材料を入れて、ふんわりラップをかけたら600Wの電子レンジで2分(柔らかくなるまで)加熱する。
③ バニラアイスに②をのせて、ごまの実オイル(もしくはお好みのごま油)を回しかける。 

<Tips>
かぼちゃの実の部分はかぼちゃのスープなどに使うのがおすすめ!

「作業3分!絶品濃厚、にんじんドレッシング」

<材料>

・(余っている)にんじん・・・100g程度
・塩・・・ひとつまみ
・穀物酢・・・大さじ1
・はちみつ・・・小さじ2
・かどやの太白ごま油・・・大さじ4
・みかん・・・2個

<作り方>

① 全ての材料をフードプロセッサー(ミキサー)に入れて、なめらかになるまで撹拌する。

  

  新しくなった「goma toプレートCOURSE」でお食事&意見交換
 

その後は、goma toの新・看板メニュー「goma toプレートCOURSE」を楽しんでいただく時間に。すべての料理にごま製品を使った、コース仕立てのお料理です。
西岡さんやかどや社員とテーブルを囲みながら、イベントの感想、気負わずにできるSDGsについてざっくばらんに意見を交わしながら交流を深めました。
 

また、会場では「第77回広告電通フィルム」広告部門にて金賞を受賞した、かどや製油の企業動画シリーズ 「家族のいつもに」を放送しました。
 

ごまっ子のみなさんからは、「SDGsを身近に考えるきっかけになりました」「教えてもらったドレッシング、すぐに試したいです」など嬉しいコメントも。帰り際にはごまの実オイルやgoma to ようかんなどのお土産もお渡しし、和気あいあいとした雰囲気の中でイベントが終了しました。

かどや製油が初めて実施したサステナビリティイベント。ごまっ子のみなさんからは、率直なご意見をたくさんいただきました。かどや製油はこれからも、未来に向けて持続可能な取り組みを行なっていきます。今後も継続的にリアルイベントを開催しますので、ぜひお楽しみに!
     
 
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