野菜の料理家・西岡麻央さんによる
「野菜✖かどやの太白ごま油で“からだ整うレシピ”」。
第6回は「カボチャ」を使った2品をご紹介。万能あぶら「かどやの太白ごま油」を使って、栄養もおいしさもしっかり引き出す調理法を教わります。
野菜の料理家・西岡麻央 さん
航空会社の客室乗務員として4年間勤務後、料理研究家の井上絵美氏に師事し、エコールエミーズ・プロフェッショナルコースにてディプロマを取得。身近な野菜を使って心と体を整える栄養価の高いレシピに定評があり、広告や雑誌、Webなど幅広く活動する。
体の酸化を防ぎ、免疫をつける!「カボチャ」はビタミン豊富な優秀野菜
カボチャは抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eという3つのビタミンを豊富に含む、とても優秀な野菜です。ビタミンAは皮膚や粘膜などを健康に保つ作用があり、ビタミンCは
病気やストレスへの抵抗力を高める働きがあるとされています。また、ビタミンEは特に抗酸化作用が強く、体内の酸化を抑え ることで細胞の老化を防ぐ効果が期待できます。特にビタミンAとEは油に溶け出す性質を持つ脂溶性ビタミンなので、それぞれを
効率よく体に吸収させるには、油と一緒に調理することが大切です。
今回ご紹介するスープは、かどやの太白ごま油でしっかりと炒めてから仕上げています。また、甘酢炒めにも油で食材を炒める工程があります。味に全くクセのないかどやの太白ごま油を使うことで、
食材の味わいを邪魔することなく調理することができ、栄養素も無駄なく吸収できるようになるのです。
二十四節気では「寒露」、「霜降」を迎える10月。暑い夏を過ごしてきた分、朝晩の冷え込みなど、気候の変化に体調が揺らぎやすくなる時期でもあります。抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eをたっぷり摂って免疫力をつけ、季節の変わり目も元気に過ごしましょう!
「カボチャのスープ」(調理目安:20分)
<材料> 2人分
カボチャ…1/8個(250g程度)
玉ねぎ…1/4個
かどやの太白ごま油…大さじ1
水…200ml
牛乳…200ml
コンソメ顆粒…小さじ1/2
塩…ひとつまみ
乾燥パセリ…適量
<作り方>
① カボチャは種とワタを取ったら厚さ5mm幅程度に切る。玉ねぎは薄切りにする。
② 鍋に①とかどやの太白ごま油を入れたら、中火で3分(玉ねぎがしんなりするまで)炒める。
③ 水を加えて中火で加熱し、煮立ったら蓋をして弱火で10分程度(カボチャが柔らかくなるまで)煮る。
④ 一度火を止めて③をブレンダーで滑らかになるまで攪拌する。 牛乳、コンソメ顆粒、塩を加え、再度中火にかけて煮立たせる。
⑤ 器に盛り、乾燥パセリをトッピングする。
Point!
シンプルな材料で作る、カボチャのスープです。じゃがいもを使用していないのでサラッとしたテクスチャーで、冷やして飲んでも美味しいですよ!カボチャは甘みに個体差があるので、甘みが足りないと感じた場合は砂糖を少し足して調整してください。
「鶏肉とカボチャとれんこんの甘酢炒め」(調理目安:20分)
<材料> 2人分
カボチャ…1/8個(250g程度)
れんこん…150g
鶏もも肉…250g
塩…ひとつまみ
片栗粉…大さじ2
かどやの太白ごま油…大さじ2
A穀物酢…大さじ1と1/2
A砂糖…大さじ1と1/2
Aしょうゆ…大さじ1と1/2
いりごま白…大さじ1
<作り方>
① 鶏もも肉は一口大に切ったら塩を全体になじませておく。カボチャは種とワタを取ったら5mm幅の薄切りにする。れんこんは皮を剥いて5mm幅の半月切りにしたら5分水にさらす。
② 片栗粉の半量を鶏もも肉にしっかりとまぶし、残りの半量は カボチャと、 水気を拭き取ったれんこんにまぶす。
③ フライパンにかどやの太白ごま油を入れて中火で熱したら、鶏もも肉を入れて色が変わるまで炒める。
④ ③にカボチャとれんこんを加えて、表面に焼き色がつきカボチャが柔らかくなるまで加熱する。 混ぜ合わせたAを加えて弱めの中火で煮絡める。
⑤ 水分がなくなったらいりごま白を加えて全体にサッと炒め合わせ、皿に盛る。
Point!
お肉も野菜もたっぷり摂ることができる甘酢炒め。
やみつきになる甘酸っぱい味わいで、大人はもちろん、小さなお子様にも人気の一品です。
れんこんを水にさらす際、分量外の酢を少し加えるときれいな白い色を保つことができます。
日ごと寒さが増し、秋が深まる「寒露」~「霜降」
1年を24等分し、季節の移り変わりや気候を表した二十四節気。10月8日頃には、秋が深まる様子を意味する
「寒露(かんろ)」を迎えます。日ごとに寒さが増し、草木に降りていた露は徐々に冷たい霜に。しかし日中は秋晴れの日が続き、心地良い秋の風を感じられるようになります。また、10月23日頃は
「霜降(そうこう)」と、秋最後の節気を迎えます。暖房器具が少なかった昔は、この頃を目途に冬支度を始め、薪積みや漬け物の仕込みなどに追われていたのだそう。 現代の私たちも今のうちにしっかりと体の調子を整え、本格的な冬を迎える準備をしていきたいですね。
料理・スタイリング・撮影/西岡麻央 構成・文/田窪綾
甘酢炒めの方はレシピを参考にしたいと思います。
美味しそう♡
私はよく酢鶏を作るので、こちらに、なす、ピーマン、パプリカ、玉ねぎをプラスしたら、酢鶏に似ていると思いました(♪